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  • 2016.05.18 Wednesday

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    弥生

    • 2009.03.29 Sunday
    • 22:09
    JUGEMテーマ:日記・一般
      今年は3月27日が弥生朔(一日)。今日が旧暦の桃の節句である。


     義母や叔母を見送り、すでに何年も過ぎているのにまだ家の中が片付かず、もう長い間、お雛様を出さないままに打ち過ぎている。
     
     それでも「いちま(市松)さん」だけは、40年近くずっと傍に置いている。最初にガラスケースに入っていた時は、何故かよそよそしく、和室に飾りっ放しだった。
     あの大地震の時にガラスケースが壊れてしまい、随分迷ったが、もうケースを作り直すのをやめて、普通の人形と同じように、そのまま並べて部屋に置いた。そうするとなんだか急にこの「いちまさん」が身近で親しいものになった。その日の気分で手に持ったり、髪を撫でたりも出来る。そうすると日に日にこの二人の表情も和らいできたような気がする。
     もしかすると人形にもスキンシップが必要なのかもしれない。

    クリスマス・イヴ

    • 2008.12.24 Wednesday
    • 18:30

    JUGEMテーマ:日記・一般

     年々、月日が経つのが加速度的に速くなる。
     昨年のクリスマスはローマで過ごしたが、今年は自宅で一日片付けをしていた。夜も家族と食事をして、ケーキを頂くというオーソドックスな予定である。

     この聖家族像は昨年アシジのホーリーショップで購入したもの。クリスマスだけでなくこの一年ずっと身近に置いている。ほとんどこの写真と同じ大きさである。
      本当のクリスマスは真冬ではなかった、という説もあるが、この小さな像はどんな地域、どんな季節でも想像できるところが気に入っている。色も空気もその時の気分次第である。星空のなかの宇宙ステーションにでも対応できるかもしれない。
      同時に昨年訪れたアシジの思い出も、いつまでも色褪せずに甦る。スパシオ山の麓、ウンブリアの高原。小さな街に立つ白い建物の群れ。オリーヴと糸杉の木立。聖堂の壁を飾るたくさんの絵画。ローズガーデンの白い鳩。

      我が家の庭にも今、一輪だけ冬薔薇が咲いている。なぜか私のペンネームと同じ「紫野」という名の薔薇である。
     もう一本「紫香」というピンクの薔薇を横に植えたのだが、これはいつの間にか枯れてしまった。
     実家の義母は花を植えるのが好きで、薔薇も何本も植えていた。それぞれに見事な花を咲かせて、毎朝たくさんの花を切って食卓の上に飾っていた。その頃、私の覚えている薔薇の名は「ピース」くらいだったのだが・・・・。義母は薔薇や牡丹、芍薬などの大きな花が好きだった。それに反して私は菫や勿忘草、秋桜など、小さな草花の方が好きだった。自分で花を植えるようになってからも、小さな草花ばかり好んで植えていた。
     そのうちなぜかふと、薔薇や芍薬を植えたくなって、その最初の薔薇がこの一本である。もう十年以上になるが、一度完全に虫に蝕まれて、ほとんど根元まで伐ってしまったのだが、復活してまた花を咲かせるようになった。 
                                                                          
      家の中には、今年の降誕節の初めに、友人から贈られた薔薇のクリスマスツリーを飾っている。
      一緒にアシュケナージと諏訪内晶子さんのコンサートを聴きに行った帰り、大阪のロイヤルホテルで軽い食事をして、その時に津志本バラ園のローズショップ「コアンドローズ」でみつけたもの。
      ローズパープルの薔薇のツリーも心惹かれたが、この小さなツリーの方がクリスマスらしいと思ってこちらを選んだ。霞草もちょうど雪のように見える。このツリーを置くと、後ろのカーテンの模様が、ちょうど天使の羽のように思えてくるから不思議である。
      中之島公園のバラ園も津志本さんのデザインで造られたそうである。来年の春から夏にかけて、薔薇の盛りの頃に散歩に行こうと思っている。

      

    王子公園

    • 2008.07.14 Monday
    • 23:13
    JUGEMテーマ:地域/ローカル


      後一日で終わりなので神戸文学館に企画展「四季の詩人たちと神戸」を見に行った。企画展の展示そのものは規模が小さなものだったが、創刊の頃の「四季」や自筆の手紙などが見ることが出来、往時の雰囲気を楽しむことが出来た。


      実は私はこの文学館そのものを見るのが初めてだったので、思った以上に多くの、たとえば小泉八雲、谷崎淳一郎、遠藤周作、鳥尾敏夫などの、作品や手紙を目の当たりにしてそれなりに感動した。
      竹中郁のコーナーもあり、遺品も展示されている。また今年4月に亡くなられた岡部伊都子さんが、生前使っておられた机と椅子(その上にムートンの敷皮が置かれたまま)も展示されていて、その椅子には自由に座れるようになっていて、感慨深いものがあった。


      館内にはセミナーのためのコーナーや、読書や談話が出来て珈琲も飲めるスペースもあって、訊ねてみるとどちらも無料で自由に会合などにも使えるという。ただ写真を見ても判るように窓が開いているので、そんなに苦にはならなかったが、冷暖房の設備はどうなっているのかわからない。気候の良い時期に朗読会や合評会などに使うのも雰囲気があっていいかもしれない。

      車を王子動物園のすぐ前に停めていたので、もう少し歩きたい気分だったので、自動発売機で入場券を買って中へ入る。子供が小さい時分は何度も来ていたのだが、それ以来ほとんど訪れたことはなく、考えてみれば20年ぶり位だろうか。
    入口を入ってすぐお定まりの檻の中にたくさんのフラミンゴの群れ。その中にひとつの卵と3羽の雛を発見。
                                                
                                                                    

      次に元気に泳いでいるオットセイ、そこからさらにホッキョクグマのガラスの水槽の前に。水の中にはいないので横に回ると、片隅に座りこんでいて全く動こうとしない。暑いんだろうな〜。朝の天気予報だと今日の神戸は34度だと言っていたもの。裏の暗い檻の中にも1頭。こちらは行ったり来たり、うろうろ歩きまわっている。張り紙によると2頭で交代制のようだ。さらに水の中で全く動かず、目だけきょろきょろしているカバ。立ったままじっと立ち尽すサイ。
      2頭いるパンダは2頭とも仰向けに寝たまま、全く動かず。とにかくほとんどの檻の中は眠っている動物たち。何だかかわいそうになって来る。

        

      さて次です。木の中に隠れているのは誰でしょう? いきなり頭上で音がしてビックリ。見上げるとキリンが木の葉っぱを食べていた。かなり長い間ムシャムシャしたあげく、食べ終わるとさっさと裏の寝床の方へ入って行ってしまった。

                                            

      さらに何種類かのクマの檻。それぞれに水槽がしつらえてあり、ほとんどのクマが皆水のなかに浸かっていた。そしてゴリラ、オランウータン、チンパンジー、すべて睡眠中。それにしてもよくもまあ、そんなアラレモナイ恰好で…。
      さすがにライオンやジャガーになると一応身体は起てている。ただし雌ライオンは寝転がっていた。

                                                         
      一番上のカンガルーやダチョウ、エミュー、ウォンバット、ワラビーなどの檻は夏にはかなり見るのが苦痛である。なぜオーストラリア・タスマニア系の動物はこんなに臭いがするのだろうか。
      早々に退散してペンギンの水槽へ。ちょうど餌遣りの最中で飼育係の姿が見えた途端、走る走る。水槽の真ん中のところへ彼が座って魚を投げると、今度は猛スピードで泳ぎまわる。
                                                                      
                                                                               

      そして最後は象の運動場へ。最初は歩きまわっていた2頭の象も、時間が経つにつれて暑さにうんざりしたのか、裏の檻の入口の前に後ろ向きに立って、「ドアを開けて!」と言わんばかりに鼻を振ってそこから動こうとしない。ほんの数分後、飼育係が現われて、マックという名の大きな雄象は裏の檻へ無事に入ることが出来、そこで幾つかの果物を貰っていた。もう1頭の雌象はそのまま運動場に置かれ、ややあって飼育係が3人掛かりで足を洗い始めた。裏に回ると一番端の檻に、1頭の仔象がいた。昨年10月に生まれた、足を洗って貰っている雌象の赤ちゃんなのだそうだ。「オウジ」と名付けられている。
















      さすがに小一時間歩きまわって少々疲れたので、そろそろ帰ることにしたが、動物たちにもこの暑さはかなりこたえているようだ。何頭かの動物たちの前に立つと、全く意に介さない彼らと、じっとこちらを見つめる彼らと二通りの反応が見られる。どちらにせよ、彼らが今生きていることに変わりはなく、地球上の環境は人間だけのものではないことも確かである。2、3日前に見た植物園の風景も、今日ここで見た暑さに喘いでいる動物たちの姿も、考えさせられるものだった。みんな神戸の仲間、地球の仲間なのだ。

    猫の話

    • 2007.11.20 Tuesday
    • 00:57
     いつまでも夏が終わらないと思っていたら、突然木枯らしの季節がやってきてしまった。この間書いた「外猫」さんはすっかり我が家の庭に棲みついてしまい、この寒さの中でほとんどダンボールの中に籠っている。日中、陽が当たる時は箱から出て来て日向ぼっこをするが、これまでのように塀の隅ではなく、庭の石の上で毛づくろいをするようになった。クマ(我が家の飼い犬)が時たま思い出したように追い払おうとすると、その時だけ葉蘭の陰に隠れている。2週間ほど前に草抜きをして、庭の中央に積み上げていたが、その干草の山の上で寝るとフワフワとして気持ちがいいらしく、2匹で獲り合いをしたりしている。
     2匹の話だけだと片手落ちなので、今日は「内猫」の話をしようと思う。今から7年ほど前の節分の日に、子供の友人(正式にはそのまた友達)が電車で30分位離れた街を歩いている時に、道に棄てられている(人間が捨てたのか、親猫が捨てたのかはわからない)仔猫を見つけた。最初は彼女が育てるつもりだったようで、仕事に出かける時に我が家に預けに来て、また夕方引き取りにくる、ということをしばらくの間、繰り返していた。その頃は我が家には虎猫が一匹いて、(この子も少し離れたガレージにピンクの籠に入れて捨てられていたのだが、ある土砂降りの日にとても歩けないような小ささで、果敢に私について来て離れなかったのだ。)当初は来るたびに怖い顔で「フーッ」をくりかえしていたが、彼女が出張で仔猫が初めて「お泊まり」した日からその小さな仔を受け容れるようになった。

      彼女はますます忙しくなり、私の子供も遠くの大学に在学していて不在だったので、結局私がこの仔猫の世話をしなければならなくなった。獣医さんに聞くと、誕生後未だ1週間も経っていないとのことで、2時間毎に哺乳瓶でミルクを与え、下の世話をし、ほとんど人間の嬰児状態であった。そうこうしているうちに、驚いたことに虎猫の方が気風のいいところを見せて、子守りを買って出てくれた。虎猫の名前がミルッヒ(ドイツ語でミルク)、呼び名はミルだったので、仔猫の方はココ(ココアの略)と呼ぶことにした。

       ココは驚くほどミルクを飲み、よく眠り、またミルクを飲み、
    さらに無防備に眠り続け、順調に育って行った。

    身づくろいもするようになり、驚いたことにクマがガラス戸に近づいたりすると、誰も教えないのに精一杯身体を膨らませて、「フーッ」と言っているではないか。まるでギズモのようだった。一人でしっかり歩けるようになってからは、私がどこに行っても後ろをついて歩いて、姿が見えなくなるとずっと悲しげな声で呼び続けた。

     ココが来て1年後、私の弟が病に斃れた時も、そばに寝ている「やわらかな生きもの」にどれだけ救われたことか。死は硬直であり、「生きている」ということは柔らかいということなのだと、つくづく思い知ったのだった。
     

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