スポンサーサイト

  • 2016.05.18 Wednesday

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 0
    • -
    • -
    • -

    長岡宮跡

    • 2008.10.19 Sunday
    • 23:21
    JUGEMテーマ:地域/ローカル

      阪急電鉄で大阪梅田から高槻を過ぎ、京都河原町へ行く途中に、西向日(にしむこう)という各駅停車しか停まらない駅がある。改札口を出てすぐ前に、西向日商店街という文字がかかっている道を少し北へ歩くと、道の左側に「長岡宮朝堂院跡」という看板が立っている。
      さらに北へと進むと、「大極殿」という交差点に出る。その左手前方に緑の茂った地域があり、そこまで歩いて行くと、樹木の茂った公園があり、「閤門(こうもん)跡」と書かれている。ここが長岡宮の大極殿の入り口である。
                                    
      道を隔てて大極殿跡と小安殿(後殿)跡があり、現在は高槻市の教育委員会によって、史跡公園として整備され、「大極殿公園」と呼ばれている。

      桓武天皇は父である光仁天皇から始まる時代を天智系の王朝と考え、781(天応元)年、即位後初めて平城京の大極殿に臨んで出した詔で、
    「近江の大津の宮に御宇天皇(天智天皇)の初め賜へる法のまにまに受け賜はりて、仕へまつれと仰せ賜ひ授け賜ふ。」と述べている。
      近年注目されているのは、桓武天皇が道教思想に基づいて、天帝の住む天宮を地上に再現しようとしたという考え方である。
      長岡京の朱雀大路の中軸線の延長400m東、内裏跡の中軸延長線の西200mに交野山がある。これを聖なる山として、中国古代の都をモデルに、道教思想に基づく天界の都をイメージして長岡京を造営したものと思われるというものだ。
      興味のある方は『日本の道教遺跡』などの本を読んでみることをお勧めする。これまで気づかなかった様々な諸説が書かれていて、興味深いものがある。
      
     長岡京遷都の日は784(延暦3)年11月11日。皇后も中宮も伴わず強行された。『続日本紀』には「天皇移幸長岡宮」としか書かれていない。
                                          
    この都はたった10年しか使われていない。大極殿公園の入口に「宝憧(ほうどう)跡」があり、これは天皇の即位式と元旦にのみ立てられる特別な装飾具であるという。この都では即位式は永遠に行われなかったことになるので、一年に一回だけ元旦にのみ用いられたことになる。
      現在の地名は向日市鶏冠井町。桓武天皇が都を移した11月11日に、毎年「大極殿祭」が大極殿遺蹟保存協賛会によって執り行われている。  

    スポンサーサイト

    • 2016.05.18 Wednesday
    • 23:21
    • 0
      • -
      • -
      • -
      コメント
      高野山から戻りました。
      四度加行、伝法潅頂を終えました。
      • 小林 龍應
      • 2008/11/08 4:19 PM
      コメントする








          
      この記事のトラックバックURL
      トラックバック

      PR

      calendar

      S M T W T F S
           12
      3456789
      10111213141516
      17181920212223
      24252627282930
      31      
      << March 2024 >>

      twitter

      月草舎からのお知らせ

      ★「惟」6号を発行致しました。購読ご希望の方は下記のメール宛、またはコメント欄に書き込んで下さい。今号より誌代は送料込みで¥700になります。 ☆「惟」は2号から5号まで少し在庫があります。ご購読をご希望の方はこのブログのコメントに記入して下さるか、メールmcshinok@gmail.comにご連絡下さい。誌代は送料込みで¥600です。ご希望の方には創刊号のコピーをお送り致します。 (メールでご連絡致します郵便口座あるいは住所に、振込または代金相当の切手でお願い致します。) ☆月草舎の本☆『風の芍薬(ピオニア)』☆1200 ☆『火の滴』紫野京子詩集 ¥2100 ☆『夢の周辺』紫野京子エッセイ集 ¥2100☆『一行一禮』小林重樹詩集 ¥1000 ☆『言葉の覆の下で』小林重樹詩集 ¥1470  * 委託販売 ☆『遠日点』田口義弘詩集 ☆『リルケ オルフォイスへのソネット』田口義弘 恐れ入りますが、お贈りする際には、いずれも送料を負担して頂きます。

      homepage更新のお知らせ

      ☆12月7日にhomepageのLiterary worksに「惟」創刊号掲載の詩3篇をアップしました。 ☆11月29日にhomepageを更新しました。(Linkの欄の星夜光Intergrated Starlightをクリックすれば開きます。)四行詩に新たに作品を加えました。興味のある方はご覧下さい。 (表紙のENTERから入って目次の紫野京子の頁に行き、更にLiterary worksに進んで下さい。)

      辞書

      ☆〔五大ごだい〕地・水・火・風・空の五つをいう。一切の物質に偏在して、それを構成するもととみて大という。 ☆〔六大ろくだい〕仏教用語で、万物を構成する六つの要素。地・水・火・風・空・識。六界。密教では法身大日如来の象徴とする。 ☆〔識しき〕仏教用語で、対象を識別する心のはたらき。感覚器官を媒介として対象を認識する。六識・八識などに分ける。 ☆〔法身ほっしん〕仏教用語で、永遠なる宇宙の理法そのものとしてとらえられた仏のあり方。

      selected entries

      categories

      archives

      recent comment

      recent trackback

      recommend

      links

      profile

      search this site.

      others

      mobile

      qrcode

      powered

      無料ブログ作成サービス JUGEM