5月16日(水)から21日(月)まで梅田大丸多目的ホールで「風水土のしつらい展」が開催されている。モンスーンアジア・日本の暮らしをテーマに、このシーズンに毎年開かれるのをいつも楽しみにしている。最初の頃から思えばもう何年になるだろうか。参加する人や作品は毎年少しずつ変化が見られる。けれど変わらないことは、「ものをつくる」ひとたちと、それを見たり購買したりする人たちが、時空を共有することによってなぜか温かい空気が漂っているということだ。
最初の頃はアジアの布で作られたストールや手作りの洋服に興味があった。1年の半分を着物で暮らすようになってからは、当然のようにシフトが変わってきて、今はほとんど着物や和風のものに目が行く。「暦の話」に書いた一衣舎さんも昨年から参加され、今年も一年ぶりにお会いして、有意義なお話を聞かせて頂いた。流石に仕立てのプロ!と感心してしまった。昨年は竹絹の裾除けを頒けて頂いたが、今年は半襟にした。
今年初めて目に付いたのは「遊木」の新井久子さんが作るモダ−ンな漆器である。。
栗や柳の木などから作られる手づくりの漆器は当然ながら一つとして同じものはない。そしてそれを説明する新井さんの表情がとても優しいのだ。
そして毎年必ず購入しているのは何枚かの和紙である。
今年は竹紙(写真左・菅野今竹生)とパイナップル(写真右・リチャードフレイビン)の2種類にした。どちらも葉書大のものである。
水彩画を描くつもりなのだが、果たしてどんな作品ができることやら・・・・。