妙法寺公園の桜
JUGEMテーマ:地域/ローカル
冬のような冷たい雨が晴れ、ようやく春らしい日差しが訪れたので、近くの妙法寺公園まで歩いてみた。桜はまだ五分咲きといったところである。公園には何本かの柳の大木もあって、桜との取り合わせがとても美しい。
この辺りは阪神淡路大震災の時、大きな火事があって、今もなお桜の樹は大きな幹の途中で折れていたり裂けていたりするのだが、ちゃんと傷の手当がされていて、毎年健気に花を咲かせ続けている。
公園の真ん中あたりの両岸に子供たちが遊べるスペースがあって、東側に大きな柳の樹が風に吹かれている。空を見上げると緑の中に濃いブルーが眩しく、清々しい気持ちになる。桜色も春の色なら、若緑の柳の色も春が来たという実感を感じさせるものだ。
冷たい風のなかで気の早い何組かの人たちが花見の宴を楽しんでいて、数は少ないが露店も幾つか開いていた。この週末はきっと満開で、昼も夜も賑やかなことだろう。

![CRUISE (クルーズ) 2009年 11月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51cEjYgFPfL._SL160_.jpg)

![船の旅 2009年 10月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51dr6MnGL4L._SL160_.jpg)

原田の森ギャラリー東館で行われた「四季」と兵庫の詩人たち展(兵庫県現代詩協会主催)は昨日盛況のうちに無事に終了した。本当は会期中に報告をしたかったのだが、日頃引きこもりがちだったのに連日出かけたせいか、夜になってこのブログを書く元気がなく、とうとう事後報告になってしまった。堀辰雄他による本物の詩誌「四季」や、立原道造、津村信夫などの初版詩集を見られる機会は滅多にないことなので、写真と共に興味深い展覧だった。
3月15日(土)には杉山平一氏による〈「四季」の想い出〉と題する講演が行われ、東館の2階の部屋は満室の状態だった。
その時、その場所に生きた方ならではのさまざまな「四季」の人々とのかかわり、エピソードを伺うことが出来て、深く心に響く内容であった。
杉山氏の講演が終わった後、安水稔和氏が飛び入りで登壇され、ご自分の若い頃の思い出を交えて質問をされた。
展示会場では「兵庫・詩の現在展」と「ひょうご詩画展」も併催され、「貝の火」も創刊号から終刊号まで全冊展示していて、その中から終刊号のあとがきと、何篇かの詩を抜粋したプリントを用意していたのだが、最後は全部なくなってしまっていた。
お忙しい中、展覧会に来て下さった数多くの方々に心からお礼を申し上げたい。有難うございました。
今日は啓蟄。だからという訳ではないが、いつまでも引き籠っているわけにもいかず、所要もあって奈良へ出かけた。目的地は奈良町にある「野の花 黄花(おうか)」。いわゆる「うなぎの寝床」のような奥行の広い敷地にショップ、カフェ、オープンカフェ、ギャラリー、ガーデンスペースの順にしつらえられている。今はさすがにクリスマスローズが咲いているだけだったが、春になるとさまざまな木々や下生えの野草の花々が色とりどりに咲くのだという。ショップの品々も、カフェのインテリアもアジアンテイストで統一されている。オーナーのノコさんは環境クリエーターでもある。カフェのケーキはノコさんのお母様の手作りなのだそうで、戴いた薬膳ケーキはとても美味だった。私よりもちょうど一回り年上だと伺ったが、今でも[smart]という車を乗り回しておられるという、とても魅力的な方だった。韓国のお茶を五種類も御馳走になり堪能した。冬が舞い戻ったような天候で、庭には雪が舞っていたが、ショップで販売しているミスミソウはもう可愛い花をつけていた。
カフェを出てから、元興寺小塔院跡を抜けて、空海が初めて奈良へ来た時に滞在したと思われる「佐伯院」があったと思われる場所を見に行った。猿沢の池から南側には現在とは比べられないほどの広大な敷地を持つ元興寺があった。先に訪れたカフェの辺りには講堂が建っていたという。その隣接した敷地に「佐伯院香積寺」はあったと言われるが、今は何も残っておらず、ただ普通の町並みしか見られない。昔の平城京の下京の地図と現在の地図を照らし合わせて、その辺りの道を歩いてみた。
小塔院の境内には役行者の碑も立っていた。
入口近くには野生の水仙が咲き乱れ、ほとんど誰にも見られないまま、梅の花が満開だった。