原田の森ギャラリー東館で行われた「四季」と兵庫の詩人たち展(兵庫県現代詩協会主催)は昨日盛況のうちに無事に終了した。本当は会期中に報告をしたかったのだが、日頃引きこもりがちだったのに連日出かけたせいか、夜になってこのブログを書く元気がなく、とうとう事後報告になってしまった。堀辰雄他による本物の詩誌「四季」や、立原道造、津村信夫などの初版詩集を見られる機会は滅多にないことなので、写真と共に興味深い展覧だった。
3月15日(土)には杉山平一氏による〈「四季」の想い出〉と題する講演が行われ、東館の2階の部屋は満室の状態だった。
その時、その場所に生きた方ならではのさまざまな「四季」の人々とのかかわり、エピソードを伺うことが出来て、深く心に響く内容であった。
杉山氏の講演が終わった後、安水稔和氏が飛び入りで登壇され、ご自分の若い頃の思い出を交えて質問をされた。
展示会場では「兵庫・詩の現在展」と「ひょうご詩画展」も併催され、「貝の火」も創刊号から終刊号まで全冊展示していて、その中から終刊号のあとがきと、何篇かの詩を抜粋したプリントを用意していたのだが、最後は全部なくなってしまっていた。
お忙しい中、展覧会に来て下さった数多くの方々に心からお礼を申し上げたい。有難うございました。