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    神戸ポートピアランド跡地 ― IKEA

    • 2008.05.30 Friday
    • 23:58
    JUGEMテーマ:地域/ローカル

    昔々に子供たちとよく遊びに行った遊園地、神戸ポートピアランドの跡地に新しく出来た、北欧の家具メーカーIKEAに、大きくなった子供とその友人と一緒に遊びに出かけた。三宮からだと神戸大橋を渡るとすぐに着いてしまうので、思ったよりもかなり近い。矢印の通りに大駐車場に無事に車を入れる。エレベーターで3階からいったん1階のメインエントランスまで降り、さらにエスカレーターで2階に上る。
     お昼過ぎに待ち合わせたのに、三人とも昼食がまだだったので、全員一致で先にレストランに行くことに決定。長い列の一番後ろに並ぶ。センターでレストランとカフェの二つに分かれていて、まるで北欧の空港に紛れ込んだようだ。

     まずトレイを取り、飲み物を冷たい方か温かい方かを決めて、空の紙コップを載せる。次のコーナーはデザートとオードブルが並べられている。なぜ初めにデザートがあるのか不思議だったが、後からこの位置ならレストラン側の中へ入らずに、カフェからでも取ることが出来るということがわかった。

    それからメインディッシュのあるガラスケースの方へ移動する。後ろにもう一面ガラスの壁があり、広いオープンキッチンが見える。メインディッシュは自分で取るのではなく、二人のサーバーが注文に従ってお皿に入れて渡してくれる。これなら定量を最短の時間で手にすることが出来るというわけだ。
     最後にレジで精算して、ナイフやフォーク、スプーン、紙ナプキンを自分で取ってから空いた席に座る。



     ミートボール、シュリンプペンネ、サーモンポテトフディング、ピティパンナ、いずれも¥500前後の値段。ドリンクは飲み放題。オードブルとパン、デザートをつけると¥1000程度になる。
                                                                             

     さていよいよ店内の散策開始。一周できるようになっているのだが、三人で色々見たり話したりしていると、元の場所に戻って来るまでに、いつの間にか2時間位経っていた。さらに1階の雑貨のところに行き、くたびれ果ててもう一度カフェに入ったので、3、4時間居たことになる。確かに驚くほど安い。シンプル、大量生産、セルフサービスに徹している故なのかもしれない。2階で見ていたのはすべてサンプルで、何カ所かに設置されたショッピングリストと小さな木の鉛筆を各自取って、商品の名と個数、番号、価格、列、棚を記入し、1階の雑貨売り場の隣の大容量倉庫からカートに載せるシステムになっている。展示場=店舗=倉庫なのである。
     もちろん「たった一つ」の物を求める顧客には不向きだが、多くの人が同じものを共有していることが気にならないのなら、用に供するには充分である。むしろシンプルなものが美しいとも言える。そこにプラスする個々の趣味趣向に、千差万別の個性が出れば、物は同じでも住空間はたった一つのものに成り得るのである。

    TAKEO PAPER SHOW

    • 2008.05.15 Thursday
    • 23:39
    JUGEMテーマ:アート・デザイン

      マイドームおおさかで開催されたTAKEO PAPER SHOWを見に行った。入口を入ると同じ建物内で新司法試験が行われていて、「試験中につき、静かにして下さい。」という立て看板が立っている。SHOWを見にくる人と、試験を受けに来た人たちとが、ちょうど対極にあるような服装と雰囲気で、すぐにどちらが目的で来館した人かが判るので面白かった。

     エレベーターで8階に上がると、フロアー一杯に若い人たちが溢れていた。何となく気後れしながら展示場に入る。かなり広々としたスペースにガラスケースが置かれ、上下にデザインされたさまざまな紙製品が飾られている。
     



      やはり一番興味があるのは、本を創る時に使える紙である。ついこの間、「惟(ゆい)」を発行する時、創刊号で使った印刷紙が製造中止になってしまって、代替の紙を探したのだが、ソフトな色合いの生成色の紙はほとんどなく、真っ白な紙を使うことになってしまった。そのせいで生成色の紙があると、つい気になって厚さなどを確かめてしまう。カレンダーなどに使う厚い紙は色々あったが、薄手の紙は本当に少ない。「本」そのものが今までのような需要が無くなって行っているのかもしれない。







                 


     和紙から作られていて、あたたかな白で、印刷にも対応でき、型押しや浮彫の文字も趣のある「わたがみ」、光沢のある白に金と焦茶だけを使った瀟洒な「ルミネッセンス」、スケッチブックそのもののように印刷できる「マットカラー」などに特に惹かれた。
       








                                                                                                                                               最近の環境問題を考えた「森林認証紙」についても特に重点が置かれ、そのしくみについて説明したコーナーも設置されていて、理系も文系も美術系も区別なく、総合的に考えなければいけない時代になったのだなとつくづく思わされた。 


     

    奈良 依水園

    • 2008.05.11 Sunday
    • 23:30

    JUGEMテーマ:地域/ローカル

     前日の冷たく激しい雨と、胡錦濤国家主席が去り、ようやく明るい陽射しと穏やかさが戻った奈良の朝である。あちこちに鹿がたむろしているのを見ながら、春日大社の一の鳥居と奈良国立博物館を横に見て、県庁東の地下道を潜る。一筋北へ上り、古い石塀の間の細道を通り、次の辻を知事公館の前まで来ると、その道のちょうど曲がり角に同窓会の会場の「依水園」がある。

     「依水園」は明治期を代表する庭として、昭和50年に国の名勝指定を受け、総面積約4000坪に及ぶ奈良市内唯一の池泉回遊式庭園である。門を入って突き当りまで歩くと受付がある。そこで「依水園」と「寧楽(ねいらく)美術館」の共通入場券を受け取り、まず表門から見ると左手にある美術館の方へ行く。一般によく見られる片流れの屋根ではなく、丸みを帯びた半円筒形のような屋根の下に、さらに小さな片流れの屋根が付いたような形をしている。1969年、東畑設計事務所の故東畑謙三氏自身が手描きされた絵を、図面に起こして設計されたもので、藁葺きの典型的大和屋根を瓦によって葺くというユニークなデザインである。収蔵品は東洋の古美術を中心とした、中国古代の青銅器、古鏡、古印、中国及び高麗から李朝時代に至る陶磁器類と、日本の茶陶磁類類及び数十点の日本絵画などの合わせて二千数百点である。

     次に受付のところへ戻りすぐ右側の入口から「依水園」に入る。前園はかつて興福寺摩尼珠院(まにしゅいん)の別業があった場所といわれている。1670年代に奈良晒(さらし)業者の清須美道清が別邸を設け、宇治黄檗山(おうばくさん)の木庵禅師が名づけた建物、「三秀亭」を中心に前池の護岸石の石組と池の中に鶴亀をなぞらえた中島、要所に置かれた灯籠など江戸期の作庭である。
     後園は明治32年に、同じく奈良晒業者の関藤次郎の気宇を汲んで、裏千家十二世が作り上げた庭と伝えられている。東大寺南大門、若草山、春日奥山、御蓋山を借景として取り入れ、書院造りの建物や茶室、柳生宝徳寺から移築された柳生堂によって構成されている。
     昭和14年に中村準策によって、収集された美術品を公開する美術館の設立を目的として購入されたが、第二次世界大戦の勃発により、実際の財団としての公開は、彼の孫である準佑(じゅんすけ)によって果たされることになった。現在はその夫人によって受け継がれ、今なお変わることのない風情を守り続けられている。

     平戸つつじは昨日の雨で盛りを過ぎたとはいえ、山つつじの紫がかったピンクが清楚で愛らしい。池の畔には杜若(かきつばた)が咲き始めていて、優雅な姿を池面に映している。巷の喧騒からかけ離れた静けさと穏やかさの中で、日々の生活の中で失われたものをゆっくり取り戻す豊かな時を、この「依水園」は与えてくれる。
     私達は前園を臨む「三秀亭」で「うなとろ御膳」を頂き、次に後園を見渡す氷心亭で心尽しの和菓子とお抹茶を頂いた。皆それぞれに心の中で、故郷に再会したような和やかで安らかな思いを抱いたことと思う。御接待をして頂いた中村家の皆様に心から感謝申し上げたい。(依水園のURLはリンクの欄をご覧下さい。)

    日常

    • 2008.05.09 Friday
    • 13:39
    JUGEMテーマ:日記・一般


     ゴールデンウィークが終わって、日常が戻って来た。といっても連休中も私は普段と全く変わっていない日常だった。本当は例年のように子供の友人たちが遊びに来る予定が入っていたのだが、急にキャンセルになったので文字通りお休みの日々だった。

     連休前に知人が鈴蘭と都忘れの大きな鉢植えを持って来て下さって、毎日その色と香りを楽しんでいた。後は「惟」2号の発送作業と、小学校の同窓会の準備作業位だろうか。そうこうする内に今年の連休もいつのまにか過ぎて行ったのだった。
     連休明けの初日、それまで頑張っていたが我慢できなくてまず耳鼻科へ。2、3年前に、これまでなったことがなかった花粉症??のような症状が出て、(ちゃんとアレルギーの検査をしなければ断定は出来ないとのことだが)以来毎年春先になるとそれらしき症状に悩まされている。

     次の日はなぜか美容院でばっさり髪を短く切った。別に特に原因となる問題があるわけではないのだが。その帰り、神戸大丸4階の「ダニエル」というカフェで娘と待ち合わせ、ゆっくりお茶を飲み、その後で一緒に「遊中川」というお店に行き、母の日のプレゼントを買って貰った。(母の日当日は同窓会があるので前倒し。)

     鳥獣戯画の帯留と蓮の花の付いた根付け。帯留はあっさりしたデザインなので、これからの季節に活躍しそうである。根付けの方は、私は蓮の花を見ると何故か無性に惹かれてしまうので、娘がこれもおまけにつけてくれた。

     今は携帯にフィレンツェに行った時に、これも娘からプレゼントしてもらった小さなテディベアをつけているのだが、この子を夏の間は蓮の根付けに代えて、冬眠させるかどうか迷っているところである。
       

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    ☆〔五大ごだい〕地・水・火・風・空の五つをいう。一切の物質に偏在して、それを構成するもととみて大という。 ☆〔六大ろくだい〕仏教用語で、万物を構成する六つの要素。地・水・火・風・空・識。六界。密教では法身大日如来の象徴とする。 ☆〔識しき〕仏教用語で、対象を識別する心のはたらき。感覚器官を媒介として対象を認識する。六識・八識などに分ける。 ☆〔法身ほっしん〕仏教用語で、永遠なる宇宙の理法そのものとしてとらえられた仏のあり方。

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