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    師走 朔

    • 2008.12.27 Saturday
    • 01:53
    JUGEMテーマ:日記・一般
      
     
      今日は旧暦では師走の朔にあたる。窓の外は新月の闇である。
      新暦では12月も余すところあと4日。さすがに深々と冷え込んで、「冬」を実感する。
     
      この絵は昨年に描いたもので、「Winter Forest」というタイトルをつけたもの。



      西之瀧の小林龍應師が、無事に修行を終えられ、小豆島に戻られた。12月15日付の「西の瀧のブログ」に書いておられる言葉を引用する。

     ◎人を救うために祈る

      高野山「真別処」で四度加行と伝法潅頂を終え小豆島の寺に帰ってきました。

      「これからはもう自分のことで祈ることはない、人を救うために祈ってください。」という伝法阿闍梨の言葉が心に残りました。

      その言葉を胸に日々の祈りを勤めたいと思います。

     
      以前に、来年1月17日に阪神大震災で亡くなられた方のために護摩を焚かれるというお知らせを書いたが、今年は大々的なイベントにはせず、ひっそりとお独りで護摩供養をなされるとのこと。
      興味がある方は直接「西之瀧」のブログにアクセスして、お問い合わせを!
           http://nishinotaki-choshoji.blog.ocn.ne.jp/blog/  
                 サイドバーの リンクの欄をクリックすれば開きます。   

    クリスマス・イヴ

    • 2008.12.24 Wednesday
    • 18:30

    JUGEMテーマ:日記・一般

     年々、月日が経つのが加速度的に速くなる。
     昨年のクリスマスはローマで過ごしたが、今年は自宅で一日片付けをしていた。夜も家族と食事をして、ケーキを頂くというオーソドックスな予定である。

     この聖家族像は昨年アシジのホーリーショップで購入したもの。クリスマスだけでなくこの一年ずっと身近に置いている。ほとんどこの写真と同じ大きさである。
      本当のクリスマスは真冬ではなかった、という説もあるが、この小さな像はどんな地域、どんな季節でも想像できるところが気に入っている。色も空気もその時の気分次第である。星空のなかの宇宙ステーションにでも対応できるかもしれない。
      同時に昨年訪れたアシジの思い出も、いつまでも色褪せずに甦る。スパシオ山の麓、ウンブリアの高原。小さな街に立つ白い建物の群れ。オリーヴと糸杉の木立。聖堂の壁を飾るたくさんの絵画。ローズガーデンの白い鳩。

      我が家の庭にも今、一輪だけ冬薔薇が咲いている。なぜか私のペンネームと同じ「紫野」という名の薔薇である。
     もう一本「紫香」というピンクの薔薇を横に植えたのだが、これはいつの間にか枯れてしまった。
     実家の義母は花を植えるのが好きで、薔薇も何本も植えていた。それぞれに見事な花を咲かせて、毎朝たくさんの花を切って食卓の上に飾っていた。その頃、私の覚えている薔薇の名は「ピース」くらいだったのだが・・・・。義母は薔薇や牡丹、芍薬などの大きな花が好きだった。それに反して私は菫や勿忘草、秋桜など、小さな草花の方が好きだった。自分で花を植えるようになってからも、小さな草花ばかり好んで植えていた。
     そのうちなぜかふと、薔薇や芍薬を植えたくなって、その最初の薔薇がこの一本である。もう十年以上になるが、一度完全に虫に蝕まれて、ほとんど根元まで伐ってしまったのだが、復活してまた花を咲かせるようになった。 
                                                                          
      家の中には、今年の降誕節の初めに、友人から贈られた薔薇のクリスマスツリーを飾っている。
      一緒にアシュケナージと諏訪内晶子さんのコンサートを聴きに行った帰り、大阪のロイヤルホテルで軽い食事をして、その時に津志本バラ園のローズショップ「コアンドローズ」でみつけたもの。
      ローズパープルの薔薇のツリーも心惹かれたが、この小さなツリーの方がクリスマスらしいと思ってこちらを選んだ。霞草もちょうど雪のように見える。このツリーを置くと、後ろのカーテンの模様が、ちょうど天使の羽のように思えてくるから不思議である。
      中之島公園のバラ園も津志本さんのデザインで造られたそうである。来年の春から夏にかけて、薔薇の盛りの頃に散歩に行こうと思っている。

      

    八年目の命日

    • 2008.12.20 Saturday
    • 23:40
    JUGEMテーマ:日記・一般
       
       弟の八年目の命日。いつの間にか、こんなに日が経ってしまった。そして昨年、若い頃に多大な影響を受けた、ひとりの神父様の訃報を聞き、その御命日も同じ12月20日だということに驚いた。私にとっては忘れられない日である。



    月夜に


    満月の夜に
    あなたはどこかの軒端に
    嬰児として生まれるだろう

    月夜に舟を浮かべて
    その赤子を探すために
    漕ぎ出そう

    この宙(そら)の果ての
    どこか遠くで
    あなたは再び生きている

    そんな空想に縋って
    あなたの不在に耐えている

    ひとり遺されて 老いてゆく私に
    みどりごの微笑みは眩しい

    明け遣らぬ空の下
    小鳥たちが囀りだす
                                   (「惟」2号より)

    待降節のメンデルスゾーン

    • 2008.12.13 Saturday
    • 22:50

    JUGEMテーマ:音楽

                                        
      






























    「惟(ゆい)」3号は12月7日、大雪の日に発行した。表紙に使った写真は、昨年のクリスマスにローマを訪れた時に撮った、コロッセオとその前に飾られたクリスマスツリー。
      あっという間に一年が経ってしまった。   今年は特に夏が長かったせいか、あと何週間かでこの一年が終わるなどとはとても考えられない。
     それでもこの何日かで急に冷え込んで来て、真冬の寒さにあらためて気がつくような思いがする。明日はもう待降節Advent第三主日。

      昔、女子だけのカトリックの中学・高校で学んで、寄宿舎で生活していたので、この季節になるとその頃を懐かしく思い出す。
      待降節になると毎日、聖母マリアの御像の前で、小学校から高校まで寄宿生全員が行列し、決められたプラクティス(自分で何か善行を決めて、それが出来たかどうか判断するというもの)が出来たら、聖母像の前に置かれた籠にキャンディを入れる、という行事をしたものだった。そして集められたキャンディはクリスマスになると、平素からボランティアで訪れている保育園などに届けられるのだった。
      不思議なもので何十年も経った今でも、その時に歌った歌は全部覚えていて歌えるのだ。
    ラテン語の歌であるにもかかわらず・・・・・。

        Veni  Domine !     主よ 来て下さい!

        et  noli tardare!    おそくならないように!

     この2連の歌詞をずっと繰り返すだけのもので、当時、意味だけはシスター(修道女)に説明して頂いたものの、これがメンデルスゾーンMendelssohnの作曲による「3つのモテットOp.39」の第1曲であるということをずいぶん後になってから知った。
      (そしてさらにずっとずっと後になって、スウェーデン出身のProgressive Doom MetalのグループVeni Domineの存在も知った。)

      メンデルスゾーンといえば、12月10日(水)大阪のフェスティバルホールにアシュケナージ指揮によるフィルハーモニア管絃楽団のオーケストラ公演を聴きに行った。ブラームスの曲を2曲と、メンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲ホ短調op.64」が演奏された。有名なストラディヴァリウス「ドルフィン」(1714年製作)を携えた諏訪内晶子の演奏が圧巻だった。

    鳥の集まる樹

    • 2008.12.10 Wednesday
    • 01:32
    JUGEMテーマ:日記・一般
     




















      庭に樹齢300年〜400年と言われているモチノキがある。春に余り目立たない小さな象牙色の花をつけ、秋には小さな赤い実をつける。

      阪神大震災の後、この樹が弱って来て、とても心配していたのだが、今年の春、「貝の火」や「惟」を印刷して下さっている繁栄舎印刷株式会社のYさんから樹木医の先生をご紹介頂いた。

     写真をたくさん撮って、メールで送って、その後同じくメールで質疑応答のかたちで遣り取りする、という診断だったが、最終的には病気や虫のせいではなく、どうやら私が水を遣り過ぎるせいだ、ということだった。

     それを聞いた時は「えっ?」という感じだったが、それ以来気をつけて周りの草花に水遣りをする時にも、少し控え目にするようになった。大体家の中へ入れて育てる鉢植えはほとんどの場合、水を遣り過ぎて根腐れで駄目になってしまう場合が多くて、これまでも随分後悔したものだったが、こんなに大きな樹でも??と意外な気がした。
     
      
     そのおかげで、今年の夏からとても調子が良く、今も大きな樹にいっぱい赤い実をつけている。
     朝早くから夜陽が落ちるまで、この樹にはいつもたくさんの鳥が集まり、思い思いの声で啼いている。

      今日のゲストはこの小鳥。
    多分「ヤマガラ」だと思うのだけれど・・・・。






     最初はモチノキに止まっていたが、それから横の枝垂れ桜に飛び移ってきた。家の中から聞こえるほど、随分長い間大きな声でさえずり続けていた。

     飼い犬のクマも少し離れた所から、首をかしげてずっと見上げている。

    つい何日か前まで枝垂れ桜が黄葉した葉をつけていたが、今はひとつ残らず散ってしまって、すっかり冬の装いとなった。 

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