娘が生まれた年に植えた菊桃(花弁が菊のように細い花が咲く桃)が、昨年枯れてしまったので、その後に小さな石楠花(シャクナゲ)を植えた。「紫玉」という名前が付いている。
紫色はほんの少し寂しいイメージがあるが、朝の庭で見ると、この花の周りだけ光が集まっているように思われる。
写真を取った時はその逆の夕光に照らされているのだが、朝よりも艶やかな感じがする。
秋からずっと忙しかったり体調を崩したりして延期していた、「惟」の連載のための「空海を巡る旅」へ、週の初めに出かけることにした。本当は室戸岬で日の出を見たいと思っているのだが、天気予報によるとちょうどその日は雨。何とか前倒しになって、雨雲が早めに通り抜けてほしいと願っている。
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日記・一般 中庭の枝垂れ桜がもう七分咲き位になった。南側の大きな庭の方は全く硬い蕾のままなのに・・・・・。阪神淡路大震災から3年後の1998年2月27日に、私の背丈の半分位の大きさの苗を植えた。(実はほとんどの苗を植えた日付を日記に付けている。)
いつもの草花の苗を植えるシャベルではとても無理なので、昔から庭の隅に置いていた大きなスコップで、かなり大変な労力を費やした。何しろその中庭には、地震後に解体した昔から建っていた大きな母屋の、瓦やガラスやその他の瓦礫がいっぱい埋まっていたからだ。
それから3年間は全く花を見ることはできなかったが、ようやく背丈を越えた頃からちらほら花を付けるようになった。最初の年は2,3輪。年毎に倍加するように花を付けていった。
今年で12年。手植えの桜を贔屓目で見ているわけではないが、なかなか見事な咲きっぷりである。やはり何事も10年の歳月を経ないと、ものにならないということなのか。
これから10年後、枝垂れ桜はもっと立派になっていることだろうが、植えた方の私自身が侘びしくなっていないように、日々暮らしたいものだ。
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☆〔五大ごだい〕地・水・火・風・空の五つをいう。一切の物質に偏在して、それを構成するもととみて大という。
☆〔六大ろくだい〕仏教用語で、万物を構成する六つの要素。地・水・火・風・空・識。六界。密教では法身大日如来の象徴とする。
☆〔識しき〕仏教用語で、対象を識別する心のはたらき。感覚器官を媒介として対象を認識する。六識・八識などに分ける。
☆〔法身ほっしん〕仏教用語で、永遠なる宇宙の理法そのものとしてとらえられた仏のあり方。
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