- 2010.12.29 Wednesday
- 02:26
今年もあと3日になりました。今年は思わぬことから毎日仕事に追われることになって、あっという間に終わってしまう感じです。し残したこともいっぱいあるような気がしますが、元気で一年を過ごせたことに感謝することにしましょう。
ブログも思うように更新出来なくて、それでもたくさんの方にご覧頂いたことを嬉しく思っています。
昨日はココ(飼い猫)の今年最後の診察日でした。夏に体調を崩し、秋までの寿命かと覚悟したのですが、完全に治癒したわけではないものの、無事に年を越せることになり、ほっとしています。
クマ(飼い犬)も薬を飲みながら元気に過ごしています。何だか家じゅうが療養生活風になってしまったようです。
急に寒波がやって来て凍えてはいけないので、水連鉢から小さな器に引越して、メダカも玄関に入れました。
冬支度を終了して、今日からはゆっくり休日を楽しめるので、ほんの少し優しい気分になっています。
- 2010.12.01 Wednesday
- 23:53
阪神淡路大震災の後に生まれたアート・エイド・神戸の運動を母胎とし、作曲家、詩人、演奏家、声楽家が協力して創作し、新しい歌曲を作ることを目的とする「ひょうご日本歌曲の会」の3回目のコンサート「新しい日本の歌3」が、11月28日(日)、兵庫県立芸術文化センター小ホールで開かれました。
コンサートで演奏される全曲を掲載している歌曲集も発行され、現在『新しい日本の歌1』『新しい日本の歌2』の2冊がマザーアースから発行されています。
設立当初から参加させて頂いたのですが、1回目は作品を発表しなかったので、『2』の歌曲集の中に3曲が掲載されています。(「羽根のように」・三善有希乃作曲/「在るもの」「海」・南夏世作曲 )
今年も三善有希乃さんが作曲して下さって、大神田頼子さんが歌って下さった「庭石菖(にわぜきしょう)」の詩です。
庭石菖
ひとつのガラス瓶の中には 雪の結晶
もうひとつには 白い貝殻
昔出会ったもの 永遠(とわ)に失ったものが
空気のなかで震えている
幼い子供は 駈け出してゆく
帰らない時の矢を
背負っていることも知らずに
海辺で遊んでいた少年は
見知らぬ男になって戻って来る
春の庭に咲く小さな星だった少女は
マゼンタの薔薇になる
薄暗闇で 今日
仔猫が生まれた
噎(む)せ返る緑のなかで
夜更け
ホトトギスが啼く
遠い時の彼方に
落ちていった星は
どこかの見知らぬ天体で
庭石菖になって咲くだろう
| 1/1 pages |
PR
calendar
| | | 1 | 2 | 3 | 4 |
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | |
|
twitter
月草舎からのお知らせ
★「惟」6号を発行致しました。購読ご希望の方は下記のメール宛、またはコメント欄に書き込んで下さい。今号より誌代は送料込みで¥700になります。
☆「惟」は2号から5号まで少し在庫があります。ご購読をご希望の方はこのブログのコメントに記入して下さるか、メールmcshinok@gmail.comにご連絡下さい。誌代は送料込みで¥600です。ご希望の方には創刊号のコピーをお送り致します。
(メールでご連絡致します郵便口座あるいは住所に、振込または代金相当の切手でお願い致します。)
☆月草舎の本☆『風の芍薬(ピオニア)』☆1200 ☆『火の滴』紫野京子詩集 ¥2100 ☆『夢の周辺』紫野京子エッセイ集 ¥2100☆『一行一禮』小林重樹詩集 ¥1000 ☆『言葉の覆の下で』小林重樹詩集 ¥1470 * 委託販売 ☆『遠日点』田口義弘詩集 ☆『リルケ オルフォイスへのソネット』田口義弘
恐れ入りますが、お贈りする際には、いずれも送料を負担して頂きます。
homepage更新のお知らせ
☆12月7日にhomepageのLiterary worksに「惟」創刊号掲載の詩3篇をアップしました。
☆11月29日にhomepageを更新しました。(Linkの欄の星夜光Intergrated Starlightをクリックすれば開きます。)四行詩に新たに作品を加えました。興味のある方はご覧下さい。
(表紙のENTERから入って目次の紫野京子の頁に行き、更にLiterary worksに進んで下さい。)
辞書
☆〔五大ごだい〕地・水・火・風・空の五つをいう。一切の物質に偏在して、それを構成するもととみて大という。
☆〔六大ろくだい〕仏教用語で、万物を構成する六つの要素。地・水・火・風・空・識。六界。密教では法身大日如来の象徴とする。
☆〔識しき〕仏教用語で、対象を識別する心のはたらき。感覚器官を媒介として対象を認識する。六識・八識などに分ける。
☆〔法身ほっしん〕仏教用語で、永遠なる宇宙の理法そのものとしてとらえられた仏のあり方。
selected entries
categories
archives
recent comment
recent trackback
recommend
links
profile
search this site.
others
mobile
powered