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    紫陽花

    • 2011.06.22 Wednesday
    • 22:01
    JUGEMテーマ:日記・一般1ajisai.JPG               


                                    紫陽花が次々に咲いています。

    2ajisai.JPG



             







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     紫陽花の花蔭には誰か(何か)が隠れているような気がします。



     
     

    プリズム・ラグ

    • 2011.06.18 Saturday
    • 02:59
    JUGEMテーマ:アート・デザイン             P1040801.JPG                                 もうかなり日が経ってしまったのですが…、     6月9日、アルバムに掲載している大山崎山荘美術館に出かけました。
     「プリズム・ラグ―手塚愛子の糸、モネとシニャックの色」と名付けられた展覧会が開催中でした。
     手塚愛子さんはもともと油彩画を専門に学んで来られた方のようですが、この展覧会の作品はすべて織と刺繍で制作されています。もともと糸や布が好きだったこともあって、私は一目で彼女の作品に惹かれてしまいました。
     油彩画では光は画面の上、あるいは中に固定されてしまいますが、作品の織と刺繍、そしてそれを支える布から自由に飛翔する糸の揺らぎと陰影が、彼女だけが創り出す色と光の世界を生み出しています。

     経歴に京都市立芸術大学大学院美術研究科とありますが、何故かその文字を見ながら私は京都の西陣を思い出しました。
     明治5年11月に、西陣から佐倉常七、井上伊兵衛、吉田忠七という織工さん達が、フランスのリヨンに旅立ち、彼等によって紋織機ジャガードと、その織法がもたらされ、現在もなおその技法が西陣を支えているということです。
     手塚さんが西陣と関わりがあったかどうかわかりませんが、彼女の織の作品を見て、。思わずリヨンの絹織物を連想してしまいました。もちろんリヨンでも西陣でも織工さん達は、手塚さんのように織の中の糸をこのように溢れさせたり、こぼれさせたりは決してしないでしょうが…。
     いずれにせよ、手塚愛子さんの仕事をこれからもずっと見守ってゆきたいと考えています。

    100か日の追悼のために

    • 2011.06.16 Thursday
    • 01:23
    JUGEMテーマ:
    P1040727.JPG


      












       星と骨灰



             
    地底に沈み
               未だに這い上がれない私を
                   もう一人の私が
                   透視図のように見ている

                   私を置き去りにして
                   逝ってしまうもの
                   私を踏み越えて
                   未来に生き続けるもの
         
                   そのはざまの谷に
                    じっと蹲り
                   深い海の青を
                   思っている
        
                  海の底には いつも
                  蠢くものがいる

                  無数の白い断片が
                  眠れない闇に広がる

                  ひらひらと舞っている
                  骨の灰
                  それは星と同じだ

                   死に絶えて なお
                   見つめるものに
                   光を投げかけている

                                              
    詩集『風の芍薬(ピオニア)』より

    虹のあと

    • 2011.06.11 Saturday
    • 11:44
    JUGEMテーマ:
    gakuajisai.jpg
           虹のあと 


     
    消えてしまった虹の
     忘れていった光が
     風に揺れる額紫陽花の
     蔭に宿っている

     暗い木立の間を
      どこまでも続く小径

     彼方から来て
     彼方へ消えゆく
     いのちのながれ
                                        
     ふりつむ光のなかに
     逝ったひとたちの
     声がきこえる

            私はここにいる
            風のなかに 緑のなかに
           あなたをとりまくすべてのもののなかに

           私はここにいる
           あなたのそばで
           黙って佇んでいるために

     息を吹きかけると
     たちまち飛散してしまう
     ひとつかみの灰
                      
     涙のあとを額に印されたまま
     闇から闇へと
     たゆたってゆく いのち

     ―苦しみはいつか終わる
     そのひとつの希望を持ちながら
     
                          詩集『火の滴』より                    


     

    初夏の花

    • 2011.06.08 Wednesday
    • 16:58
    JUGEMテーマ:日記・一般
       scabiosa.jpg
     
     一番花の大きな薔薇が咲き終わって、少し小ぶりの薔薇がまだ咲いています。その合間に次々と咲き次いでいるスカビオサ。信州の高原で夏から晩夏にかけて見られる松虫草の園芸種です。
     初夏の緑のなかで紫の花が輝いています。
     

    カンディンスキーと青騎士

    • 2011.06.04 Saturday
    • 02:11
    JUGEMテーマ:アート・デザイン
    kanddinsky.jpg 兵庫県立美術館で開催されている「カンディンスキーと青騎士」展を見に行った。その中心となったヴァシリー・カンディンスキーの 初期の具象作品をみていると、具象を具象として描くのではなく、むしろ彼の描きたかったものは色彩そのものであったようにも思える。
     1908年カンディンスキーとミュンターはミュンヘン近郊のムルナウで暮らすようになり、作品は具象から抽象へと移行し、表現主義、芸術的総合の追及へと発展してゆく。この当時の暮らしぶりを垣間見ることが出来る写真も多く展示されていて興味深かった。
     1909年以降、カンディンスキーは、通常「抽象への突破口」といわれる画期的な仕事を成し遂げた。対象を対象そのものとして捉えるのではなく、「外面的自然の印象」の造形的翻訳=「印象」(インプレッション)と、内面的自然の印象=「即興」(インプロヴィゼーション)、そして「コンポジション」という3つのカテゴリーに自ら分け始めたという。そうした作品の画像の変化を具に追える展示になっていて、具象作品からいかに表現主義的な抽象作品に移行していくのか、ということさえ知ることが出来る。
     カンディンスキーだけでなく、マルク、マッケ、クレーなどの作品も同時に展示されていて、一世紀を経てもなお、新鮮さを失わない作品群に感じ入るとともに、「対象」や「時事」を超えてこそ「芸術」となりうるのだということを、改めて深く思い知った。

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    ☆〔五大ごだい〕地・水・火・風・空の五つをいう。一切の物質に偏在して、それを構成するもととみて大という。 ☆〔六大ろくだい〕仏教用語で、万物を構成する六つの要素。地・水・火・風・空・識。六界。密教では法身大日如来の象徴とする。 ☆〔識しき〕仏教用語で、対象を識別する心のはたらき。感覚器官を媒介として対象を認識する。六識・八識などに分ける。 ☆〔法身ほっしん〕仏教用語で、永遠なる宇宙の理法そのものとしてとらえられた仏のあり方。

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